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イスカンダル・クル

ドゥシャンベからアンザーブ峠を越えて、さらに進んだ山の中に、美しい湖イスカンダル・クルがあります。


[アンザーブ峠の頂上から南側を望む]



[峠の頂上には測候所があります]

アンザーブ峠(標高3373メートル)は、ドゥシャンベとタジキスタン第2の都市であるフジャンドとを結ぶ幹線道路上に位置しますが、積雪のため毎年11月から4月までは通行止めとなります。


ソ連時代には、アスファルトで舗装され、きちんと維持管理がなされていたといいますが、現在では峠付近の道路はアスファルトが剥がれ、無舗装の悪路となっています。


[峠の頂上から北側を望む]



[無舗装の悪路が続く]

そのような悪路を、砂埃を巻き上げながらロシア製のトラックKAMAZが峠をのぼり、物資を運んでいきます。


現在、峠の下にイランの援助でトンネルを建設中で、2007年春には工事が完了する予定です。


[頂上付近で見た高山植物]






峠を越え、渓谷沿いの道をさらに北上していきます。




幹線道路から外れ、脇道をさらに1時間ほど行くと、ようやく眼下にイスカンダル・クルが見えてきました。


イスカンダル・クルとは、「アレキサンダーの湖」という意味で、山の中に突然現れたエメラルド・グリーンの湖面は、見る者の目を魅了します。




写真ではうまく撮ることができませんが、何とも美しい色の湖水をたたえた湖は、本当に神秘的な雰囲気を持っています。どうやら地中のミネラル分により湖水がこのような色になっているようです。


ドゥシャンベから峠越えを含めて車で片道4〜5時間かかりますが、訪れるだけの価値のある美しい湖です。湖畔にはソ連時代に作られたバンガローもあり、宿泊することもできます。




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